2024年07月25日(木) 他 イベント 終了
「機能性表示食品のエビデンスとPRISMA2020」セミナー
内容
2015年に制度が開始された機能性表示食品は、まもなく10年目を迎えますが、届け出数が増加する中、様々な問題も露呈してきています。景品表示法に違反する事例や、買い上げ調査の結果により機能性関与成分量が表示値を満たしていなかった事例、更に直近では、重篤な健康被害が発現して社会的問題にまで発展するという深刻な事態に至っています。機能性と安全性そして品質が確保されるべき食品で、このような事態が立て続けに起きたことを残念に思うと同時に機能性にとどまらず安全性も含めて、エビデンスの確認に事業者としてどう取組むべきか、改めてその姿勢が大きく問われています。
機能性表示食品の科学的根拠として用いられるシステマティックレビュー(SR)については、国際指針である「PRISMA声明(2009年版)」が2021年に「PRISMA声明(2020年版)」(以下「PRISMA2020」)に更新され、消費者庁は、新規の届出は2025年4月から、すでに届出済みのものもPRISMA2020に準拠して評価するよう求めています。
社福協ではこれらのことを踏まえ、日本健康食品規格協会との共催で、東京農業大学の上岡洋晴教授を講師に迎え、PRISMA2020の特徴とこれに準拠したSRのポイント等について集中的に学ぶためのセミナーを開催致します。セミナーは3回の講座を受講して頂く形式とし、エビデンスとなる臨床試験およびSRの問題点や改善点を明らかにしたうえで、PRISMA2020の理解と実践に向けた内容となります。
機能性表示食品は、届出事業者の責任によって機能性表示が認められる食品です。安全性や品質確保の考え方も視野に入れながら、より確かなエビデンスを提示し、消費者に役立ち、より信頼される製品開発につなげて頂く機会となれば幸いです。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
共 催:一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)
一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)
機能性表示食品の科学的根拠として用いられるシステマティックレビュー(SR)については、国際指針である「PRISMA声明(2009年版)」が2021年に「PRISMA声明(2020年版)」(以下「PRISMA2020」)に更新され、消費者庁は、新規の届出は2025年4月から、すでに届出済みのものもPRISMA2020に準拠して評価するよう求めています。
社福協ではこれらのことを踏まえ、日本健康食品規格協会との共催で、東京農業大学の上岡洋晴教授を講師に迎え、PRISMA2020の特徴とこれに準拠したSRのポイント等について集中的に学ぶためのセミナーを開催致します。セミナーは3回の講座を受講して頂く形式とし、エビデンスとなる臨床試験およびSRの問題点や改善点を明らかにしたうえで、PRISMA2020の理解と実践に向けた内容となります。
機能性表示食品は、届出事業者の責任によって機能性表示が認められる食品です。安全性や品質確保の考え方も視野に入れながら、より確かなエビデンスを提示し、消費者に役立ち、より信頼される製品開発につなげて頂く機会となれば幸いです。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
共 催:一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)
一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)
開催要項
開催日 | 令和6年7月25日、8月1日・8日(木)(全3回) |
開催形式 | |
オンライン |
Zoomウェビナー ※オンデマンド配信はございません。当日のみの配信となります。 ※お申込みの際にご登録いただいたメールアドレスへお送りするメールの聴講用URLよりセミナーをご受講ください。 |
時間 | 14:00 ~ 16:00 |
※当日はセミナー開始10分前より入室可能です。 | |
定員 | 200名(食品関連企業の研究・開発・企画の実務担当者を対象としたセミナーになります) |
受講料 |
13,200円(税込) ※1名様3回セットでの金額・受講となります。 ※一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)会員の方は、JIHFSにてお申込み下さい。 |
プログラム
講 師:上岡 洋晴 氏(東京農業大学 地域環境科学部 教養分野 教授)
ファシリテーター:池田 秀子 氏(一般社団法人日本健康食品規格協会 理事長)
第1回:令和6年7月25日(木)
・ 人を対象とした研究における基本的な考え方
・ エビデンス・グレーディングの考え方
・ 研究倫理と企業倫理
・ CTの長所と短所(限界)
・ SRの長所と短所(限界)
・ CTとSRの相互関係において整理すべき事項
【主な内容】
・ SRについての消費者庁の検証事業で示された問題点
・ CTについての消費者庁の検証事業で示された問題点
・ 前述における具体的な改善方法(計画・実施・報告)
【主な内容】
・ 初版のPRISMA(2009)がバージョンアップされるに至った学術的背景
・ PRISMA2020の特徴
・ 明確に追加して記載すべきポイント
・ 疑義を指摘されやすいポイント
・ 今後の展望
タイムスケジュール(各回共通)
※諸事情により講師、テーマ等は変更される場合があります。
・消費者庁ホームページ. 機能性表示食品の届出等に関するガイドライン. 【報告書】
・機能性表示食品制度における機能性に関する科学的根拠の検証:届け出られた研究レビューの検証事業報告書.
平成28年3月 消費者庁
・機能性表示食品制度における臨床試験及び安全性の評価内容の実態把握の検証・調査事業報告書. 平成29年3月 消費者庁
【図 書】
・上岡洋晴. コピペしないレポートから始まる研究倫理. ライフサイエンス出版. 2016.
・津谷喜一郎, 上岡洋晴, 大室弘美, 折笠秀樹. 臨床試験の計画・実施・報告:食品の機能性のエビデンス. ライフサイエンス出版. 2022.
・上岡洋晴, 折笠秀樹. 機能性表示食品:適正な研究レビューのための必携マニュアル. ライフサイエンス出版. 2016.
【解説論文】
・上岡洋晴. 機能性表示食品制度の現状と課題 ― 機能性のエビデンス. 薬学雑誌 2023;143:931-940.
(外部サイトへ移動します)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/143/11/143_23-00121/_pdf/-char/ja
・上岡洋晴, 金子善博, 津谷喜一郎, 中山健夫, 折笠秀樹. 「PRISMA 2020: システマティック・レビュー報告のための更新版ガイドライン」
の解説と日本語訳. 薬理と治療 2021;49:831-42.
(外部サイトへ移動します)
https://www.lifescience.co.jp/yk/jpt_online/topics/j20210831.pdf
・上岡洋晴, 折笠秀樹, 津谷喜一郎. 「AMSTAR 2: ヘルスケア介入のランダム化または非ランダム化研究あるいは両方を含む
システマティック·レビューのための厳密な評価ツール」の紹介と解説. 薬理と治療 2018;46:1785-96.
ファシリテーター:池田 秀子 氏(一般社団法人日本健康食品規格協会 理事長)
第1回:令和6年7月25日(木)
「機能性のエビデンス(科学的根拠)とは何か?:臨床試験(CT)とシステマティック・レビュー(SR)*との相互関係」
* 機能性表示食品制度における消費者庁から出されているガイドラインでいうところの「研究レビュー」とほぼ同義である。
【主な内容】・ 人を対象とした研究における基本的な考え方
・ エビデンス・グレーディングの考え方
・ 研究倫理と企業倫理
・ CTの長所と短所(限界)
・ SRの長所と短所(限界)
・ CTとSRの相互関係において整理すべき事項
第2回:令和6年8月1日(木)
「届出されたCTとSRにおける高頻度・共通する弱点から学ぶ質改善のポイント」
【主な内容】・ SRについての消費者庁の検証事業で示された問題点
・ CTについての消費者庁の検証事業で示された問題点
・ 前述における具体的な改善方法(計画・実施・報告)
第3回:令和6年8月8日(木)
「PRISMA2020の特徴とこれに準拠して実施するためのポイント:今後の展望も踏まえ」
【主な内容】・ 初版のPRISMA(2009)がバージョンアップされるに至った学術的背景
・ PRISMA2020の特徴
・ 明確に追加して記載すべきポイント
・ 疑義を指摘されやすいポイント
・ 今後の展望
タイムスケジュール(各回共通)
14:00~14:10
開会挨拶
14:10~15:20
講演(70分)
15:20~15:30
休憩(10分)
15:30~16:00
質疑応答(30分)
16:00
閉会挨拶
<下記の書籍等の内容を踏まえたセミナーとなります>
※お手元にご用意いただくと、理解が深まります
【ガイドライン】・消費者庁ホームページ. 機能性表示食品の届出等に関するガイドライン. 【報告書】
・機能性表示食品制度における機能性に関する科学的根拠の検証:届け出られた研究レビューの検証事業報告書.
平成28年3月 消費者庁
・機能性表示食品制度における臨床試験及び安全性の評価内容の実態把握の検証・調査事業報告書. 平成29年3月 消費者庁
【図 書】
・上岡洋晴. コピペしないレポートから始まる研究倫理. ライフサイエンス出版. 2016.
・津谷喜一郎, 上岡洋晴, 大室弘美, 折笠秀樹. 臨床試験の計画・実施・報告:食品の機能性のエビデンス. ライフサイエンス出版. 2022.
・上岡洋晴, 折笠秀樹. 機能性表示食品:適正な研究レビューのための必携マニュアル. ライフサイエンス出版. 2016.
【解説論文】
・上岡洋晴. 機能性表示食品制度の現状と課題 ― 機能性のエビデンス. 薬学雑誌 2023;143:931-940.
(外部サイトへ移動します)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/143/11/143_23-00121/_pdf/-char/ja
・上岡洋晴, 金子善博, 津谷喜一郎, 中山健夫, 折笠秀樹. 「PRISMA 2020: システマティック・レビュー報告のための更新版ガイドライン」
の解説と日本語訳. 薬理と治療 2021;49:831-42.
(外部サイトへ移動します)
https://www.lifescience.co.jp/yk/jpt_online/topics/j20210831.pdf
・上岡洋晴, 折笠秀樹, 津谷喜一郎. 「AMSTAR 2: ヘルスケア介入のランダム化または非ランダム化研究あるいは両方を含む
システマティック·レビューのための厳密な評価ツール」の紹介と解説. 薬理と治療 2018;46:1785-96.
受講までの流れ
①下記「お申込み」ボタンよりお申込みください。
※同時に6名まで申込み可能です。
⇩
②一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(info_kenshoku-forum@shafuku.jp)より『お申込完了のお知らせ』メールが届きます。
⇩
③請求書を郵送しますので期日までに受講料のお振込みをお願いします。
⇩
④入金確認後、一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(kenshoku@shafuku.jp)より『受講確定のご案内』メールが届きます。
⇩
⑤一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(kenshoku@shafuku.jp)よりお申込みの際にご登録いただいたメールアドレスへ、
以下のスケジュールにてご連絡いたします。
なお、開催日ごとに聴講用URLと資料は異なりますのでご注意ください。
※開催日ごとにお送りする二つのご案内メールの内容は同じです。
※資料はメールに記載のURLよりアクセスが可能です。
必要な方は当日お手元にご用意のうえ、ご受講ください。
⇩
⑥セミナー当日は13時50分より入室可能です。
⑤でご案内したメールの聴講用URLよりセミナーをご受講ください。
【ご注意】
・ JIHFS会員の方は、JIHFSにてお申込みいただくと割引がございます。
・ 1名様3回セット受講のセミナーとなりますので、ご注意ください。
・ 無料で取得できるメールアドレス(フリーアドレス)などはメールが届かないことがあります。
メールが届かない場合には、他のメールアドレスへの変更をお願いする場合がありますのでご留意ください。
・ 1つのメールアドレスにつき、1台の機器(パソコン・タブレット・スマートフォン)で視聴可能です。
・ 複数名でお申込みの際は、お申込者様1名につき1つのメールアドレス(同一でないもの)でお申込みください。
・ タブレット・スマートフォンで視聴される場合は、事前にZoomアプリ(無料)をダウンロードしておくことが必須となります。
(パソコンでの視聴については、その限りではありません)
・ 通信環境によっては視聴しにくい場合があります。
・ 本セミナーについては、NR・SAの単位認定は行っておりません。
・ お振込みいただきました受講料については返金いたしません。
・ 本セミナーに関するセミナー資料や配信動画等の内容を他のウェブサイトや著作物等へ転載することを禁止します。
お問い合わせ
万が一、お申込み完了後にメールが届かない場合は、お手数ですが下記までご連絡ください。一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 TEL:03-3595-1555 E-mail:kenshoku@shafuku.jp
受信メールをドメイン指定されている方は下記ドメイン指定受信の設定をお願いいたします。
ドメイン指定:@shafuku.jp
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